かずぶろぐ

とにかく平穏に生きたい。 長い期間、体調を崩し動けなくなった体験から健康への発信を主にしています。 筋トレ好きです。速読マンです。

【読書】嫌われる勇気

「嫌われる勇気 自己啓発の源流『アドラー』の教え」は、岸見一郎と古賀史健による共著で、アルフレッド・アドラーの心理学を基にした自己啓発書です。

この本は、アドラー心理学の核心である「課題の分離」を中心に、人間関係や自己実現について深く掘り下げています。

本書を通じて最も感銘を受けたのは「他者からの評価に振り回されず、自分自身の価値を見出すことの重要性」です。

例えば、「人は他者の期待を生きるのではなく、自分の信念に従って生きるべきだ」というアドラーの考え方が、私の人生観を大きく揺るがしました。

具体的には、次の引用が心に残りました。

「他者の期待を満たすために生きることは、自分自身を犠牲にすることであり、最終的には自己嫌悪を招く」

この言葉は、日々の生活や仕事において、他人の評価を気にし過ぎてしまう自分を見つめ直すきっかけとなりました。

さらに、本書は「勇気」を持つことの大切さを強調しています。

「嫌われる勇気」とは、他者からの評価を恐れずに、自分の信念に基づいて行動することを指します。

この勇気がなければ、私たちは常に他人の目を気にし、自分らしい人生を歩むことができません。

本書を読み進める中で、アドラー心理学現代社会においても非常に有用であることを実感しました。

特に「課題の分離」の考え方は、職場や家庭でのストレスを軽減し、自分自身の課題に集中するための具体的な手法として役立ちます。

総じて、「嫌われる勇気」は自己啓発書として非常に価値が高く、自分自身の生き方を見直すための貴重な一冊です。

アドラーの教えを実践することで、より自由で充実した人生を送るための手助けとなるでしょう。