運動習慣はついてますか?
健康な人はウォーキングでストレスに打ち勝ち、うつ状態を予防できるようです。
では、うつ状態になってしまった人にウォーキングは効果があるのだろうか?
聖路加看護大学において、薬物療法で半年以上改善がみられない重度のうつ病患者2名にランニングマシンを使った運動療法を取り入れました。室内でウォーキングを行なったわけです。毎日10分程度のウォーキングを行ない、最初は時速2.7キロのスローペースから始めて、体力向上に合わせて速度を上げていった。その結果、体力の向上に合わせて右肩上がりでうつ状態が改善した(2009年)。
対象患者が少ないのは気になりますが、この試みによって、すでにうつ病が重度に進行している人にもウォーキングが有効であることがわかりました。
ウォーキングは他の運動に比べてストレスホルモンが出ずに、かつ心と身体に良い効果がたくさんあります。
1日10分、いや5分からでも散歩を始めましょう。
花王株式会社の調査では、抑うつになると休日の朝6~9時の歩行時間が普通の人に比べてかなり落ちることがわかりました。
これは、健康な人は休日は早起きして遊びに行ったり、家事をしていると何らかの活動をしているということ。
昼まで寝ているのは、気づいていないだけで、うつ症状が出ているということなのだそうです。
休日に家でゴロゴ口している人は、ストレスをためている可能性が大きいようです。
とりあえずでも歩いてみてはいかがだろうか?
夏の暑さ、雨、冬の雪の中を歩けない方には家庭用ルームランナーがおすすめです。
以上です。